マザー

そういえば今日は母の日なんだ~
そういえばうちの母親って、生まれながらの子供好きなの。
赤の他人の子供でも、まるで身内の子であるかのように可愛がるの。

私はその気持ちが分かる。
だって、人の子供は超楽でしょう。
可愛いし、お人形さんのような感覚で抱っこすると癒されるし、
疲れてきたら、「はい、返します」とその親御さんに言えばいいでしょう。
それに、頭ごなしに怒ったりしなくても良ければ、カッときても手を上げなくても良い。
(いや、そうしたらダメだから。。。)
だからよほどのことがない限り、子供好きな優しい女性のイメージが崩れないの。

そして、私というものは生まれながらのマザコンなの。
母と干支が合うからかもしれないけど、
性格は正反対でも、お互い未熟で、お互いを傷つけることしかできなくても、
とにかく、小学校低学年までは母親にべったりだった。
とにかく、母の赤ちゃんをあやす声が大好き。
だから、過去を振り返ってみようとしても、思い出せるのはその声だけだ。

つい最近まで、こんな夢を見ていた。
薄暗く冷たい部屋で寝ていると、母が突然訪れてきて、
周りを綺麗に掃除して、暖かいご飯を作り終わったら、
「じゃ、元気でね」と言って、去っていったの。
私が目覚めた時、もう既に母がいなかった。

人生は短いもんだ。
こんな短い人生で、私が何をしようとしているのだろう。
ただいつまでも旅暮らしを続けなければならないということだけが、よく分かっている。
そうでもしなければ、元々台無しだった全てがさらに台無しになって、そのまま人生が終わっちゃうしかないんだから。

母よ、いつかまた一緒に暮らせる日が来たら、
今度こそ、お互いもう少し大人になって、幸せに生きていこうね。
そのためにも、いつまでも長生きしてね。

のんきの日記

日本語学習者であり、語学関係の仕事をしています。敬愛する中島みゆきさんへのトリビュートのために、本サイトの全ての内容を日本語で書くことにしました。

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